2017.07.14 更新
コラム:アトピーでは、何が大切か?
アトピー性皮膚炎で真っ先に聞くことは、お通じがすっきり出ているかどうかです。
体にとって余計なものが、きちんと排出されているかどうかが重要になります。
いらないものを体が排出するとき、主なルートは3つです。
呼吸、汗、お通じ(お小水も含みます)です。
この3ルートしかありません。
現代の人は運動量が少ないので、呼吸と汗で排出される量には限界があります。
残りはお通じで出すしかないのですが、
便秘がちでお通じも出ていないとなると、いらないものは体の中にどんどんたまっていきます。
いらないものが体の中に溜め込まれると、そこから熱が放出されます。
(東洋医学では、内熱といいます)
この熱が内臓などにこもると大変なことになります。
胃腸炎や肝炎などの炎症を引き起こします。(内熱が上限まで高まると、癌になります)
☆だから体はなんとかその熱を放出しようと、皮膚の毛穴からそれを吐き出します。
これがアトピーです。☆
映画「風の谷のナウシカ」で、腐海が大地を浄化しているという設定がありますが、
それをイメージしていただけると分かりやすいです。(知らない方は申し訳ありません・・・。)
ナウシカと対立するクシャナ王女が巨神兵で腐海を焼き払おうとしますが、
あれがステロイドのイメージです。
いったんは押さえつけて大人しくなったような炎症は、ただ身体の奥にもぐりこんだだけで、
ステロイドをやめたとたんに、さらに勢いを盛り返して出てきます。
本体である内熱を全部外に出し切れば、皮膚が炎症を起こす必要もなくなります。
(ナウシカで言うと、大地を浄化しきったイメージです☆)
ただ、お子さんが痒がっていると本当にかわいそうですし、
若い女性だと見た目も気になりますよね。
それがストレスとなり、新たな内熱を生む可能性があるので、
お薬も何が何でも使わないのではなく、治るまでは上手に使うとよいと思います。
長引く皮膚炎にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談に来てみてください☆
まんまーる鍼灸院