2017.01.05 更新
コラム:その腰痛は胃腸の不調のサインです。
腰痛の原因というと、皆さんは何が思い浮かびますか?
日ごろの運動不足?
急に運動しすぎた?
姿勢が悪いから?
もちろん、これらの原因でも腰痛は起こります。
でも、もうひとつ、よくある腰痛の原因が。
なんと暴飲暴食です。
今日は、内臓の疲れからくる筋肉や関節の痛みのお話しです。
「お正月あけは、ぎっくり腰や関節痛の患者さんが多い」
治療院あるあるです。
なぜ、お正月あけは急な痛みが出ることが多いのか?
原因はいろいろありますが、大きな原因のひとつに
「おいしいものの食べ過ぎ」
というものがあります。
暴飲暴食をして胃腸が疲れてくると、
内臓の周りの筋肉である背骨を支えたり、
お腹を保護したりする筋肉が硬くなります。
内臓に近い体の奥のほうの筋肉は、インナーマッスルと呼ばれ、
身体の微妙なバランス調整を行ったり、
正しい姿勢を維持したりします。
このインナーマッスルが固くなって、うまく働くなると、
いつもと同じ動きをしていても、いつも以上に体に負担がかかったり、
無意識のうちに姿勢が悪くなり、変な筋肉の使い方をしてしまったりします。
それをそのまま放置しておくと、
ある日急に強い痛みが出ます。
「普段と同じように生活していて、
何もしていないのに急に痛くなったんです」
という患者さんによくよくお話しをうかがうと、
「飲み会が続いていた」
「ストレスがたまったので、今週はたくさん食べてしまった」
「最近、帰りが遅くて寝る直前にご飯を食べている」
という情報が出てきます。
そこで、背中の胃腸のツボを診ると、
しっかりと胃腸が疲れている反応が出ています。
内臓の疲れから、痛みが出るのは腰だけに限りません。
背中、首、膝、腕、
出やすいのは、その人の身体の中で一番普段、疲れている場所が多いです。
心当たりがないのに、急に出た痛みは、
内臓からのサインかもしれません。
そんなときは、ぜひ、まんまーる鍼灸院にご相談にきてみてください。