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【不妊の知識④】「タイプ別」東洋医学による不妊治療は、どんなことをするの?

2017.08.04 更新

当院では、東洋医学に基づいて診断をし、不妊治療を行っています。

 

実際にご来院いただいたかたのお身体の状態と、治療方針についてご紹介します。

また当院では、その方の体質に合った漢方薬の指導を行ったり、ご自宅でできるお灸の指導を行ったりしております。ご来院の際は、お気軽にご相談ください。(*漢方薬の販売は行っておりません。)

 

①「手足が氷のように冷たい」「肩こり・首こりがキツい」

一番多いタイプです。身体の緊張が強く、骨盤や背骨にも動きがありません。筋肉が硬直しているので、血行が悪く、骨盤の中にある子宮や手足に血液がいっていません。

また特に首や肩のこりのキツさは、頭の緊張にもつながり、脳がコントロールする自律神経やホルモンの働きも上手くいかないのでは、と考えられます。

まずは全身をリラックスさせて、血行を良くし、身体の中まで新鮮な血液が流れ温まる状態を目指します。

色々な気遣いかできたり、仕事に打ち込んでいたり、家族の方や周りの人のためにがんばっている方が多い印象です。

自宅でお灸する場合は「照海」というツボをおススメしています。

 

②「むくみやすい」「便秘がち」身体の中に余計なものが溜まりすぎている。

長年の便秘に悩んでいたり、そんなに食べていないのに肉がつきやすいむくみ太りに悩む人が多いです。顔や手はほっそりしているのに、下腹部や下半身にはなぜか肉がついてしまうという身体のかたが多いです。

このタイプのかたは、身体の中にたまった余計なものが本来の血行を邪魔してしまっています。またむくみなどは下のほうにたまりやすいため、子宮周りや足などで血行不良が強いです。

立ち仕事で余り動かない人、運動が好きではないインドア派の人に多い印象です。どちらかというと、楽しいことが好きな明るくておおらかな人が多い印象もあります。

当院では、たまったものが上手く巡回して排出できるような身体にすることと、下腹部から下の血行をよくすることを目指します。

自宅でお灸をする場合は「陰陵泉」というツボをおススメしています。

 

③「腰から下が非常に疲れている」「腰痛や足のだるさが強い」

本来は身体の中心である、腰や下腹部、そして足などが疲れ切ってしまっている人です。

長く不妊治療を続けていて当院に来られたり、二人目不妊に悩まれているかた、もしくは肉体的な負担が大きい仕事についているかたに多い印象です。

不妊治療は治療自体も大きな負担ですが、場合によっては何回も病院に行かなければならなかったり、体力との勝負になることも多いです。

妊娠出産をする以前に、自分の身体さえ支えるのがやっと、という状態で来院されるかたもいます。

自分のことを後回しにして、ギリギリまで頑張ってしまうかたが多い印象です。

まずは妊娠できる元気を取り戻していただくことが第一になので、中心となる腰やお腹、もしくは足を強くし、エネルギーを取り戻す治療を行います。

自宅でお灸をしてもらう場合は「中脘」もしくは「太渓」というツボをおススメしています。

 

大まかなタイプはありますが、当院では最初の問診でその方の状態や環境などを細かく伺い、お身体を細かく見させていただいた上で、一人一人のかたに合わせた治療を行っています。

人の体質は生きていた環境に基づくため、一人一人違うというのが東洋医学の基本的な考え方です。

ぜひあなた一人にぴったりの治療を受けに、当院にご来院ください。

 

                           まんまーる鍼灸院

 

 

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