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【不妊の知識⑥】男性不妊について

2017.08.07 更新

最近は、増えている男性不妊についてです。

 

当院にご来院される不妊に悩む患者さまの半数は、パートナーであるご主人にも何らかの原因がある場合が多いです。

男性の精子の状況は①総数 ②運動率 ③奇形率 ④直進率で見られます。

この四つの数値を見て「自然妊娠が難しいかどうか」ということが判断されます。

精子は三か月で育つため、三か月前の環境が精子の状態を左右します。

精神的・身体的忙しさ、喫煙、生活習慣などが大きく関わりますので、妊娠を考えられる場合は、この辺りをご主人に注意してもらうといいと思います。

また精子の状態は割と大きく変わりやすいので、「自然妊娠が可能な数値の範囲内」である場合は、一回の検査結果が悪くてもそれほどがっかりする必要はありません。

余り数値に一喜一憂せず、ゆったりとした気持ちで過ごしていただくことが、精子の状態をよくする秘訣です。

 

男性の中には、この辺りのことをとても気にするかたもいらっしゃいます。検査のために婦人科に行くことが恥ずかしいというかたもいらっしゃいます。

もちろん、検査や治療が大変なことは女性も同じなのですが、女性患者の多い病院に行ったり、精子についての検査を受けることは、男性にはとても勇気がいることだと思います。

それをする、というのは、パートナーである奥さまのことをとても大切に思っていたり、未来の家族に思いを馳せていたりする証だと思います。

 

その辺りの気持ちをありがたく受け取りつつ、ご夫婦二人で足並みをそろえて不妊という問題に取り組まれるといいのでは、と思います。

 

                       まんまーる鍼灸院

 

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