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日記:東洋医学って意外に身近なもの

2014.11.24 更新

勉強会に行ってきました。

 昨日、11月22日(日)は、佐藤が所属している鍼灸学術団体北辰会関東支部の定例会がありました。

 勉強会に行くと色々な先生方のお話を聞いて、一日みっちり勉強をするので、いつも十分なやる気が、さらに倍増します。

 北辰会に入会して六年目になりますが、いつ行っても新たな発見があって楽しいです。

 東洋医学というと、「なんだか訳がわからなそう・・・」「おまじないみたいなもの?」なんて思いがちですが、(わたしが、昔、そう思ってました・・・。)実はわたしたちの生活に深く根付いているものなのです。

 例えば、昨日、勉強した「肝」と「胆」。西洋医学の「肝臓」と「胆臓」を指すのではなく、人間の体の機能を指し示します。

 「胆」は東洋医学では、思考を決定する能力があります。この「胆」が弱ると、優柔不断になったりします。

「でも、人間の体はもう解剖されて臓器のメカニズムとか分かっていて、そんな機能なんて医学的にはぜんぜん、根拠がないんでしょう?」

 そんな風に思われるかもしれません。

 でも、そんな方でもこんなこと言ったことありませんか?

「あの人って、大胆だよね。びっくりしちゃった」

 そう、物事を決断して思い切ったことができる人のことを、「大胆=大きな胆を持つ人」って言いますよね?

 昔の人は分かっていたんです。経験則的に、「しっかりした胆を持つ人が決断ができる」って。

 他にもお子さんに対して、「もう、肝心なことを言わないから!!」なんて怒るときの「肝心」。東洋医学では、心(臓)と同じくらい肝(臓)が重要な機能を持つために、こんな言葉が生まれたのです。

 確かに化学的ではないかもしれないけれど、何千年という経験を積み重ねて、「これはこういうことなのではないか」という法則を作ってきた東洋医学は、とても奥が深いです。

 だから、化学や数字では割り切れないもの、個人の体質や生活、環境、性格、気持ちなども含めて、患者さまひとりひとりを診ることができるのかなと思います。

 

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